父がALSと診断されてたのを知ってから私は何が出来るのかを考えた。
当時大阪にいた私は物理的に合う事意外で自分が父にできることを必死に考えた。
そして、たどり着いたのだ。
なるべく電話で話すことと
「そうだ!父の映画風ポスターを作成しよう!」と
当時ひよっこWEBデザイナーとしてECサイトのデザインに携わっていた私は自身のスキルアップも兼ねて映画好きな父のために往年のオマージュポスターを作成することにした。思い返せば映画は私たち家族のコミュニケーションの一つだった気がする。
その第一作目がこちら
父の好きな「男はつらいよ」の映画ポスターをイメージして作成。
公には色々問題がある作りになっているとは思うが、これが私の精一杯だった。
本当に必死に考えて
そして早速取り組むが何かがおかしい。
なぜかおかしい。
そしてフォトショップで画像をいじっていくたびに込み上げる涙。。。
ではなく
笑い。
父は名優ではなくただの一般人なのでどうやってもかっこがつかず、ギャグ的な仕上がりになってしまった。
そして私は悟った。
「我が家は湿っぽい事はできない!
どうしても悲劇ではなく喜劇になるのだからたくさん笑うべきだ。」
案の定仕上がったものを家族に送ったら大爆笑!特に父が喜んでくれた事が嬉しかった。
こうして仕事の傍ら父の映画ポスター作りを勝手に始めてしまった私はこの後大変なことになっていく。