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母のお誕生日会

我が家はお祝い事を大切にする家だと思う。

みんなが成人してもなお誰かの誕生日やクリスマスなどお祝い事では集まり、食事をしてケーキを食べる。

昨日は母の誕生日を家族でお祝いをすることになった。

父が「わしは、何も買えないからお金は出す」とパーティーの軍資金をゲット!

日曜日ということもあり仕事が休みだった姉と一緒に準備をする為に買い物に出かけた。母のリクエストで寿司が食べたいということだったので、お寿司をテイクアウトしケーキを購入。

みんなでお寿司を食べて賑やかに過ごす。

お寿司を父に取り分ける

姉「どれがいい?どれが食べたい?指を刺すから欲しいところでストップって言ってね」

父「ぁぁぁ」

姉「一周しちゃったんですけど?」

父「ぁぁぁ」

このラリーを3回ぐらい繰り返していた。勢いのいい姉は指を指すスピードも父からしたら高速だ。

自分でどれが食べたいか言ってもらうということになった。

寿司を選ぶのもなんとも一苦労だ。

あとどのぐらいこうして家族一緒になって過ごすことができるのかわからないけど、この日を過ごせて良かった。

みんなが笑顔で過ごせる日が出来るだけ長く続けばいいと思う。

もうすぐ2月が終わる。

実は3月の中旬に父の治験が始まる。その為1週間は入院。

治験が上手くいくといいとも思うが、医師曰くこの治験では病状の改善が見込まれず、いまの病状の悪化を抑えるものだという。つまり、「このまま」

治験ができるということで当初はそれまで「頑張る」と思っていたが、病状が進み刻一刻と動けなくなっている父を見ていると「現在の状況をキープする」ことへ少し疑問がある。「できればもっと早く、もっと動ける時に治験の開始ができなかったものかな?」と思ってしまう。病気がわかってから半年での治験それは有難いことだけど、進行性のALSの病状は待ってくれない。