本日は朝から父をハローワークへ連れていくというミッションがあった。
父はALSと診断される前に働いており、その手当てを貰いにいかなければならなかった。
前々から母から指示を受け「オッケー」と余裕をかましていたが、なんと予定していた日に10年ぶりの寒波により大雪が降りそもそも家から外出ができないという事態に。そして電話で日程を変更してもらいまだ雪解けとは言えない悪路の中予定は決行された。ラッキーな事に兄の仕事が午後からだから運転をしてくれるという事で3人でいざ出陣!
時間がきっちり決まっていて、10時までには到着していないといけないと聞いたため、かなりの早起きで支度をした。
いざ車に乗ろうと父の介助をしながら車まで連れていく。(玄関の階段を降りて乗り込むだけなのだが)
あれ、父が車に乗れない。
父「足が上がらないな」
懸命に頑張る父!頑張れ!分からん、どう乗せようか・・・
戸惑う兄とトマト。
なんとか車の足元に四つん這いで入れた乗りこんだ父と共にやっと向かった。その様子が私には「強盗犯に拐われる人ってこんな感じで車に乗っているのかな?」とどうでもいいことを考えていた。
移動中はどうやって降ろそうかとまるでテトリスをするようなイメージでああでもないこうでもないと小さな脳を働かせていたら父から「降りるのはどちらでもいい」と言われ到着後はスムーズに下ろせた。
車椅子を借りてエレベーターに上がり順番を待っていたが想定よりもかなり待ち時間がかかった。年寄りなので我慢しきれずクレームを今にも言いそうな父をKindleで本を読ませなだめることに成功。
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ありがとうAmazon 月々500円払っていた甲斐がありました。
無事に手続きを終えることが出来帰宅する。
これからもっと動かしにくくなっていくであろう父の身体に家族総出で四苦八苦することになるだろう。もちろん本人が一番大変だ。でも家族はその体をテトリスの変な凸凹だと思って車に詰め込んだり車椅子に乗せてみたりしながら介助するのだ。父はがたいが大きい人でなかったことが本当にありがたく思う。